登山ガイド

【月越山脈縦走】母衣月山から寿都富士まで

北海道寿都町にある母衣月山から寿都富士まで歩いてきましたので、今回ご紹介したいと思います。

月越山脈は低山がら寿都湾の海を見ながら歩ける気持ちよさと、ゆるやかな尾根歩きが楽しめるコースです。

月越山脈とは

月越山脈(つきこしさんみゃく)とは、寿都町と島牧村の境界に位置する山脈です。

最高峰の母衣月山が標高503.6mという低山の連なりですが、今も昔も国土地理院の地形図上でしっかり「月越山脈」と記載されています。

山脈の定義とは?と考えたくなりますが、一般的には山地より高いイメージで、北海道では日高山脈などが代表的です。

気になって調べたのですが、山形県に「日本一小規模な山脈」と宣伝されている櫛形山脈(くしがたさんみゃく)を見つけました。

最高峰の櫛形山の標高568.0mなので、こちら北海道の月越山脈の方が小さい気がします。

母衣月山とは

母衣月山(ほろづきやま)は、月越山脈の最高峰で標高503.6mの山です。

山頂には一等三角点「幌月山(503.52m)」が設置されています。

以前に母衣月山の紹介ブログを書いたので、気になる方はこちらで詳しく解説しています。

【母衣月山】月越山脈の最高峰へ今回は、北海道寿都町にある「母衣月山」をご紹介したいと思います。 実は同じ寿都町内の通称寿都富士を登る予定だったのですが、予定して...

寿都富士とは

寿都富士は月越山脈にある標高416.7mの山です。

国土地理院の地形図には名前の無い山ですが、場所によっては富士型に見えます。

また三等三角点「新栄(416.64 m)」が設置されています。

以前は夏の登山道もあり、地元の町民登山なども実施されていたようですが、現在は廃道となっています。

アクセス

【入山口】

本当は道道523号の月越タケノコ園から入山予定だったのですが、数日前の大雪で道路閉鎖というハプニングがありました。

今回は少し標高差のある寿都町市街地側から登り始める事に。

こちらの入山口は少し広くなっていますが、駐車して良いか微妙な所です。

確実に停められるのは、徒歩20分程離れた道の駅が最寄りです。

入山口の横にある建物の住民の方と少しお話しましたが、地元だけど母衣月山という山があるのを知らないとの事でした。

登山しない方は地元でも知らないんですね・・・。

【下山口】

林道の入口にかろうじて1台分スペースがありました。

縦走では無く、寿都富士単体で登る方はこちらから登るのが最短コースです。

GPSログ

今回はツアーでお客様6名と一緒に歩きました。

歩行距離約9.2㎞、歩行時間5時間15分(休憩込み)でした。

国土地理院の地形図には寿都富士の名前が無いので、編集して記載しています。

登山ルートの様子(2022/2/26)

予定していた入山口から入れなかったので、寿都町市街から登り始めます。

まずはなだらかな雪原を歩いて、標高差で480mほど登る「母衣月山」を目指します。

ルートの途中、尾根沿いには林道跡のように歩きやすい箇所がいくつかありました。

山頂付近の主稜線に近づくと、オープンバーンが広がっていました。

開けた箇所からは、綺麗に寿都湾を見下ろすことが出来ました。

少し雲は湧いていますが、まずまずの展望です。

とてもなだらかな母衣月山山頂。

看板が無いので、お客様が手作りしてくれました。

次は寿都富士を目指して北上していきます。

しばらくは平らな尾根歩き。

まるで牧場かのような真っ平らな雪原が広がっています。

悪天候時は方向を間違えないように注意が必要ですね。

小規模ですが、余市の飛行場を思わせるような平坦地です。

寿都富士が樹林の間から見えました。

少しアップで見てみましょう。

低山ながら山頂部は木が無いので展望が良さそうです。

アップダウンを繰り返して進んで行きます。

斜面を歩いた衝撃で、たくさんの雪まくりが見られました。

2月終盤ですが、春の陽気で気温が上昇したのが良かったのでしょう。

中心部が綺麗に丸まっているのが面白いですね。

暖かくなると発生しやすくなる現象なので、季節の変わり目を実感できます。

雪まくりとは?冬に見られる面白い自然現象皆さんは雪まくりという自然現象をご存知でしょうか? 初めて見る方はちょっとビックリするかもしれない、面白い自然現象です。 雪...

徐々に寿都富士に近づいていきます。

少し展望の良い場所からは、ニセコ連山の目国内岳と雷電山が見えました。

寿都湾も大きなU字の綺麗な形の湾です。

寿都湾の向こうには、蘭越町と寿都町の境界となっている幌別岳や天狗山の山並みが見えています。

寿都富士がだいぶ近くなってきました。

山頂付近はちょっと複雑な地形をしていて、地図と比べるのが面白かったです。

海をバックに登っていきます。

寿都富士山頂直下、最後の登り。

急に風が強くなってきました。

寿都富士山頂に到着です。

なかなかの強風だったので、写真だけ撮って即下山しました。

少し下がって見上げた寿都富士山頂。

風下は穏やかでしたが、山頂部だけ結構な強風でゆっくり出来なかったのが心残りでした。

下山は、滝ノ澗川付近の林道を目指していきます。

下山途中の開けた箇所では弁慶岬方面も見えました。

寿都富士は弁慶岬方面から登る方もいます。

徐々に森の中へ入っていきます。

道路が近づいてくると、少々藪が濃くなって歩きにくかったです。

道路が見えたらゴールです。

入口にはかろうじて1台停められるぐらい除雪されていました。

まとめ

  • おすすめの時期は、2月中旬~3月上旬
  • 寿都町は日本海側ですが、あまり雪が多くない地域なので、1月だとまだ雪が少なく藪っぽい可能性があります。

  • 海を見ながら歩ける展望の良さが魅力。
  • 低山なので、比較的風の影響を受けにくい。

最後まで御覧いただき、ありがとうございました。

登山・ハイキング倶楽部

登山・ハイキング倶楽部では、登山ガイド・森林インストラクターの橋本竜平がご案内する、会員制のガイドツアーを実施しております。

顔が見える範囲の少人数制で、自然を楽しみながら歩くことを目的として立ち上げた倶楽部です。

もしよろしければ、一緒に山歩きを楽しんでみませんか?

ツアースケジュールを確認する 

プライベートガイドを依頼する 

こんな記事もおすすめ
登山ガイド

【加車山から橘湖へ】下りメインのお手軽縦走

2021年3月29日
Sapporo Nature Times ‐ 札幌ネイチャータイムズ
今回は、企画したツアーで加車山と橘湖を縦走してきました。 お天気も良く、条件の良い中で歩けたので、今回ご紹介させていただきます。 加車山とは 加車山(かしゃや …
登山・ハイキング

【ゼロの山】かなやま湖北岸の展望の山

2020年3月12日
Sapporo Nature Times ‐ 札幌ネイチャータイムズ
ゼロの山は南富良野町と富良野市の境界にある山です。 夏の登山道もありますが、今回は冬の登山での紹介をしたいと思います。 標高差も距離も短いので、お手軽にさくっと登れる魅 …