三国山とは
三国山(みくにやま)は上川町と上士幌町を隔てる三国峠の東に位置する標高1541.4mの山です。
名前の由来は、昔の石狩国、北見国、十勝国の境界が近くにあった事に由来しています。
現在は山頂の西にある分水点が「北見市」、「上川町」、「上士幌町」の境界となっています。
登り2時間程度で展望の良さが魅力的ですが、登山道はやや踏み跡に近いワイルドな感じで、稜線上は笹や灌木などのブッシュが一部濃い場所もあります。
アクセス
三国トンネルの上川町側に広い駐車場があります。
登山道はトンネルの脇にある踏み跡を進んで行くと登山道になります。
登山道の様子(取材日:21/09/26)
登山道は三国トンネルの左脇から始まります。
目立たない木製の看板がありました。
去年は10月に訪れて、上部はすでに紅葉が終わっていたので、今年は1週間ほど早めてみました。
ミネカエデなど、黄色系が主体の色づきです。
登山道というより踏み跡に近い道です。
序盤は沢沿いの道が続き、上部になると水量が少なくなっていきます。
一部笹の濃い箇所もありますが、あまり気にならない程度です。
稜線に上がると、なかなか素晴らしい展望が広がっています。
2019年に新しくなった【北海道大分水点】の碑。
まるで墓石のような見た目は賛否両論ありますが、ここに流れる雨は、「常呂川」、「石狩川」、「十勝川」を経由して、「オホーツク海」、「日本海」、「太平洋」の三つの海へ流れます。
分水点から稜線伝いに進むと、三国山の山頂に到着します。
この日は遠望も利いていたので、山頂からの景色を大満喫出来ました。
こちらは北大雪方面の展望です。
表大雪の山々も、スッキリ見えました。
三国山と稜線続きの石狩山塊はこのような展望です。
トムラウシ山の頭がひょっこりと顔を出しています。
クマネシリ山塊は近いので、良く目立って見えていました。
そのほかにも、雌阿寒岳のあたりや遠くに斜里岳なんかも見えたのですが、うっかり写真を撮り忘れたようです・・・。
まとめ
- 登り2時間なので、お手軽に登れるのが魅力
- 登山道はややワイルドな感じ。不安な方はストックあると便利です。
- 紅葉はあまりぱっとしない印象ですが、登るなら秋が一番オススメ
マイナーな山で人の少なさも魅力的なのですが、今回訪れた時は珍しく人が多かったです。
以前に冬に登った時のブログも書きましたので、ご興味ある方は御覧ください。
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