登山ガイド

【根子岳】大戸尾根からの登山で展望の山頂へ

九州から札幌へ帰る日の午前中に、阿蘇五岳の一つ「根子岳」に登ってきました。

短時間で展望の良い登山を楽しめましたので、今回ご紹介したいと思います。

根子岳とは

根子岳(ねこだけ)は標高1433mの山で、阿蘇五岳(あそごがく)の一つです。

阿蘇山の中でも、ひときわギザギザな山容が良く目立ち、最高峰の天狗岩(天狗峰)が目印となっています。

大観峰から見た根子岳

阿蘇カルデラにある大観峰から見た阿蘇山です。

神話の世界では根子岳は末っ子で、阿蘇大明神(阿蘇五岳の親)に稲穂の先で何度も頭を叩かれ、今のようなギザギザ頭になったとされています。

【阿蘇五岳(あそごがく)】

  • 高岳(長男)
  • 中岳(次男)
  • 烏帽子岳(三男)
  • 杵島岳(四男)
  • 根子岳(五南)

ちなみに大観峰からは、烏帽子岳が杵島岳と往生岳の奥に隠れてしまい、見る事が出来ません。

また大観峰から見る阿蘇山は仏が仰向けになっているように見え、涅槃像のように見える事で知られています。

根子岳のギザギザが確かに、仏さんの顔のように見えています。

アクセス

上記のポイントに根子岳の駐車場があります。

今回は根子岳登山でメジャーな大戸尾根から根子岳東峰を目指します。

GPSログ

駐車場から放牧地を抜け、大戸尾根をピストンする行程です。

歩行距離約4.2㎞、所要時間3時間40分(休憩込み)でした。

登山道の様子(取材日:22/11/10)

登山口の駐車場に車を停め、根子岳方面へ進んで行きます。

第1ゲートが見えてきました。

開けたあとは閉め忘れのないようにしましょう。

ちょうど酪農家さんが餌やりに来ていました。

綺麗に並んで朝ごはんを食べているあか牛たち。

正式名称は「褐毛和種(あかげわしゅ)」という和牛で、阿蘇、矢部、球磨地方の在来種とシンメンタール種(スイス原産)の交配により改良された固有種です。

先を進むと、道の上に牛糞がたくさん落ちています。

歩きやすい道ですが、靴を汚さないように足元に注意して進みます。

天狗岩の特徴的な岩峰が見えてきました。

第2ゲートです。

横をすり抜けて、尾根に取り付きます。

植林地の森の中を進んでいきます。

植林の作業道が右側にあり、少し迷い込んでしまいました。

左手に登山道がありますので、気をつけて進みます。

植林地が右手に来るような位置関係であれば、正しい登山道です。

一箇所、ハシゴ場がありました。

特に難所でもなく、良く整備されています。

明るい尾根道を進んでいきます。

天狗岩が見えてきました。

岩肌が白く見えている箇所は、熊本地震の時に崩落したらしいです。

気持の良い青空、山頂への期待も高まります。

山頂直下には、不自然な感じで一箇所鎖があります。

根子岳東峰に到着です。

登り2時間程度で、素晴らしい展望が広がっていました。

まずは近くに、根子岳最高峰の天狗岩が見えています。

今いる東峰まではお手軽な登山ですが、最高峰の天狗岩の山頂へ行くにはクライミング要素が必要になります。

天狗岩の奥に見えているのは、阿蘇山の高岳です。

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祖母山方面もスッキリ見えていました。

アップで見ていきましょう。 

「障子」という名前が渋滞している感じがありますが、百名山の祖母山や、三百名山の傾山が見えています。

くじゅう連山も綺麗に見えました。

1番左に見えている涌蓋山(わいたさん)は、くじゅう連山から少し離れた位置にある三百名山で、綺麗な富士山型の山容か特徴的です。

阿蘇カルデラの眺めも素敵です。

カルデラ地形の境界がよくわかります。

名残惜しいですが、今日のうちに札幌へ帰るので下山を開始します。

紅葉はほとんど終わっていましたが、山麓近くにはまだ綺麗な紅葉が残っていました。

下山すると、朝食を終えた牛達が森の中で休んでいました。

「食べてすぐ寝ると牛になる」と子供の頃によく言われましたが、本当に食べた後は寝てしまうんですね。

穏やかな牛達で、近づいても怖くなかったです。

熊本県の山らしい、ご当地のあか牛とも遊べて大満足でした。

まとめ

  • お手軽な登山で360度の展望が楽しめる
  • 半日登山なので、移動日にもおすすめ!
  • 登山口ではあか牛が見られる

最後まで天気の良い九州の登山でした。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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