登山・ハイキング

朝陽山(ちょうようざん)紅葉時期にオススメしたい山

朝陽山とは

ニセイカウシュッペ山の南に派生する尾根の末端で、黒岳ロープウェイに乗っていると良く目立って見える山です。

層雲峡で6年働いていた中で、良く眺めていた山ですが、なかなか登る機会に恵まれない山でした。

ガイドの仕事で10日ほど層雲峡に滞在する機会があったので、登ってみる事にしました。

朝陽山の山頂が1370mで、登山口の標高630mから登ると標高差740m、登りは2時間30分程度といったとこでしょうか。

アクセス

層雲峡温泉街の東側にある、「層雲峡園地」内に登山口があります。

国道39号線沿いの層雲峡園地へ向かう橋の入口に、数台駐車可能なスペースがあります。

また層雲峡温泉街の公共駐車場からも歩いて5分ほどなので、こちらを利用することも出来ます。

登山口からパノラマ台まで(取材日2019年9月26日)

まずは登山口のある層雲峡園地から出発します。

層雲峡園地は良く整備されている場所ですが、観光客があまりいない穴場的なスポットです。

園地の東側にトイレがあり、こちらの裏手に登山道があります。

「朝陽山登山口」などの看板は無いので、そもそも存在を知らない方は道があるのも気づかないかもしれません。

序盤からひたすら急な登りが続き、また道の整備状況もあまり良くありませんので、転倒しないように注意が必要です。

巨岩が見えたところでやや平坦になりましたが、またすぐ急な登りが続きます。

現在はもう使われていない、古いボックスが建てられていました。

ルート上にはエゾマツやトドマツなどの針葉樹の巨木が所々で見られました。

パノラマ台と朝陽山の山頂へ向かう分岐点です。

暗かったせいかややブレてる写真ですね。

パノラマ台へ向けて、平坦な細い稜線上を進んでいきます。

パノラマ台からは黒岳をはじめとする、大雪山の山々と層雲峡温泉街を見下ろす事が出来る、絶景のビューポイントでした。

ただし断崖絶壁の崖の上で、落ちたら絶対に助からなそうな場所なので、足が竦みました。

のんびり休憩するには落ち着かない場所なので、写真だけ撮って早々に立ち去りました。

パノラマ台から山頂まで(取材日2019年9月26日)

パノラマ台との分岐から、薄暗い細いトドマツ林の中を登っていきます。

標高点1145mに出ると、スゲの林床が続く尾根の上に出ます。

しばらくは雰囲気の良い尾根歩きが続きました。

クマの落とし物がありました。

ヒグマは消化能力の弱いので、食べたもがそのままの形でフンに残っていることも多いです。

こちらの個体は秋なのでコクワ(サルナシ)を食べてますね。

朝陽山の頂上台地は一面の笹が広がっていますが、広く刈払いされていました。

反射板の先に山頂看板もありました。

笹がやや高いので、すっきり見える展望ではありませんが、黒岳方面の山々を見る事が出来ました。

【まとめ】紅葉時期におすすめの理由

・層雲峡峡谷の紅葉と、冠雪した大雪山が見える

パノラマ台からの展望が良いので、9月下旬~10月上旬頃だと峡谷の紅葉と運が良ければ冠雪した大雪山を楽しむことが出来ます。

・秋はダニの少ない時期

笹が多いのでマダニのリスクを考える必要がありますが、この時期は少ないです。

・夏の花が少なそう


林床を見ると、あまりお花はなさそうな登山道でした。また風があまり当たらないルートなので、真夏に登るには暑そうです。

【おまけ】朝陽山山頂のその先へ

地元のNPO法人カムイさんで、2019年の6月に朝陽山からニセイカウシュッペ山までの登山道の刈払いが行われました。

朝陽山からニセイカウシュッペ山までの古えのルートは、昭和43年頃までは利用されていたようですが、次第に整備が行われなくなって、廃道になっていました。

クラウドファウンディングによる資金調達を成功させ、6月に終了報告メールが届いたので、実際に出来た道を見てきました。

紅葉が綺麗な北斜面

オガラバナやミネカエデなどが点在し、なかなか綺麗な紅葉でした。

風の影響も少ないのか、傷んでいる葉が少なかった印象です。

雲が少しかかっていたのが残念でしたが、屏風岳、丸山、平山、ニセイカウシュッペ山の展望が良いルートです。

まだまだルート上は笹を粗刈りした状態で、なかなか歩きにくい道でした。

笹の刈残しの箇所は竹槍状になっている場所もあるので、うっかり転倒してしまった際に刺さりそうで心配でした。

送電線の先のブッシュ地帯

送電線の鉄塔を超えたあたりで、突然笹の刈払い道が判らなくなりました。

ネマガリタケの藪を進み、また道に合流することが出来ましたが、再度背丈を超える藪漕ぎが続いたため、断念して引き返す事にしました。

尾根上に進めば道に迷うことは無さそうですが、どこが刈払いした跡かわからないレベルでした。

またいつかリベンジをしたいと思いますが、この悪路でニセイカウシュッペ山の山頂までざっと計算しても片道10㎞あるので、難ルートなのは間違いありません。

日帰りはなかなか厳しそうなので、中越側に縦走するルートで通る方が現実的かなといった印象でした。

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