植物図鑑

サカネラン「北海道の花」

サカネランとは


名称:サカネラン(逆根蘭)
学名:Neottia papilligera
分類:ラン科 サカネラン属

高さが25㎝~40㎝の、葉緑素を持たない「菌従属栄養植物」と呼ばれるタイプの植物です。

低山の林内に生息し、花期は5~6月。

「菌従属栄養植物」
普通植物は、光合成によって自らエネルギーを生み出しますが、このタイプの植物は共生する菌類から栄養をもらって(あるいは奪って)生活しています。

つまり、光合成することを辞めてしまった植物達なのです。

光合成する必要が無いので、ほとんどの種が葉緑素を持たず、真っ白なものや真っ黒なもの、このサカネランのような薄い黄色など、緑色が入らない植物になります。

身近な代表的な植物では、ギンリョウソウなどもこのタイプです。

名前の由来

サカネランは太く短い地下茎を持っており、その地下茎から上を向いて多数の根が出るのが特徴です。

根が上向きにつく特徴から、サカネラン(逆根蘭)の名前が付きました。

上向きにつく根はぜひ見てみたいものですが、掘り出すわけにはいきませんね。

サカネランの特徴

なんとも表現しづらい色ですが、全体が光沢の無い薄い黄色で、真っすぐに直立する茎からたくさんの花を穂状につけます。

はやりの表現でいうと、とても密に多数の花を付けます。

花の形状はラン科らしく、3つのがく片、3つの花弁(側花弁2つ、唇弁1つ)から構成されています。

唇弁が深く裂け、90度近く開いています。

茎の下部にも少しだけ花っぽいものがついていました。

サカネランは茎や子房などに毛があるのが特徴で、近似種のエゾサカネランは毛が無いので、見分けのポイントです。

茎の下部にある花っぽいものは何でしょうか?

托葉?らしきものも付いているので、花では無く葉の名残りだったのでしょうか。

真上から撮った写真。

茎を中心に、放射状にたくさんの花を付けています。

開花後に時間が経過した所は、茶色く変色しているようでした。

あまり普段見ない花だったので、楽しく観察&撮影させていただきました。

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