コラム

【mountain-forcast】登山専門の天気予報サイトを解説

皆さんは登山の際に、どの天気予報サイトを御覧になるでしょうか。

山に登る際は事前の情報収集がとても重要です。

実際に、私が山を登る際には天気図や複数の天気予報サイトから情報収集をしています。

今回は外国のサイトですが、「mountain-forcast(マウンテン フォーキャスト)」という山に特化した天気予報サイトをご紹介させていただきたいと思います。

天気予報サイト「mountain-forcast(マウンテン フォーキャスト)」 とは

ヨーロッパが拠点のMeteoGroupが運営している天気予報サイトです。

世界中の主要な山(主に高山)の天気予報を見ることができます。

別リンク:mountain-forcast(マウンテン フォーキャスト)

優れている点・イマイチな点

色々と使った感想ですが、以下の通りです。

世界中の山の天気が見られるので、海外登山の際に便利
体感温度、日の出/日の入りが分かりやすい
無料で閲覧できる

広告が入るので少し見づらい
風速が時速表記で分かりにくい
英語表記で、調べたい山を探すのが大変
低山・マイナーな山には対応していない

英語表記に関しては、そこまで難しい単語が多いわけでもないので、使い慣れたら気にならなくなりそうです。

どちらかと言えば、カテゴリーから山を探す時の分類が分かりにくいのがネックです。

mountain-forcastの使い方

それでは実際に、天気予報の見方・使い方に行きましょう。

スマホ版とパソコン版もほとんど変わりませんが、やや分かりにくいスマホ版の画面を元に解説していきます。

調べたい山の天気予報を見るには、3通りのやり方があります。

検索ボックスに行きたい山の名前を打ち込む方法
注意点は英語サイトなので、日本語での検索に対応していません。
例えば、大雪山の天気を調べたかったら、「DAISETSUZAN」と打ち込まないと検索にヒットしません。
ちょっと使いづらいかもしれませんね。

右上のを押すと、行きたい山域から調べる事が出来ます。

そのほか、表示されている地図から見たい山を探す方法もあります。スマホの場合は2本指でスライドすると地図を動かす事が出来ます。

を押すと、上の様な画面が出てきます。

Range(範囲)
おそらくここは最初からJapanese Archipelagoになっていると思うので、変更しなくてOK
海外の山を調べたいときは、ここを変更する必要があります。

subrange
ここで大まかな山の山域を指定します。
今回は大雪山にしてみましょう。
「Daisetsuzan Volcanic Group」を選びます。

Mountain
最後に調べたい山の名前を選びます。

このように大雪山の山々が表示されます。

今回は「Aibetsudake※愛別岳」を選びます。

愛別岳のページが表示されました。

下の方にスクロールすると、色々な情報が記載されています。

Elevation(標高)
ここでは標高毎に天気を見る事が出来ます。

デフォルトでは山頂(2113m)の予想が表示されていますが、他の標高をタップすると、その標高の予報に変わります。
※風速や温度は標高で変化しましたが、天気の表示(晴れ、雨、曇り)などは変化しませんでした。

Wind km/h(風速)
ここには風速が表示されています。注意点は時速表記になっている事です。

日本では風速は秒速表記ですが、諸外国では時速表記が一般的です。

時速÷3.6=秒速なので、ちょっと日本人の我々には使いづらいですね。

see all weather maps
ここを押すと広域の天気図が表示されます。

かなり見にくいので、ほとんど使う事は無さそうな感じです・・・。

mm 降雨量
ここには降る雨の量が表示されます。

cm 降雪量
ここには降る雪の量が表示されます。

最高気温/最低気温
最高気温と最低気温が表示されます。

chill
この天気予報サイトで一番面白いと思ったのはこのchillの表示。

chill factorの略で、体感温度を表示しています。

実際の山のフィールドでは、風や日射の影響で実際の気温と体感温度が大きく違う事もあります。

この辺りはさすが山専門の天気予報サイトですね。

Freezing level

気温が0℃になる標高を表示しています。

この天気予報はデフォルトだと、AM(午前)、PM(午後)、Night(夜)の大まかな時間帯の表示になっていますが、日にちの部分をタップすると3時間ごとの予報を見る事が出来ます。

この青のラインはFreezing levelを結んだ線です。

ここでは標高毎に気温が表示されているので、視覚的に分かりやすくなっていますね。

日の入り/日の出
上が日の出時間、下が日の入り時間を表しています。
24時制じゃなく、12時制になっているのはやはり海外のサイトですね。

さらに下の方にスクロールすると、簡単な天気の解説文が出てきます。

英語表記だったので、ブラウザの翻訳機能を使ってみましたが、やや分かりにくい日本語ですね。

一番下には、近くの気象観測所のデータを見る事が出来ます。

これは山の天気ではなく、麓の観測所の天気なので、あくまで参考程度ですね。

まとめ

英語表記がネックですが、山の天気を知るには便利な機能も多いサイトです。

以下に、「mountain-forcast(マウンテン フォーキャスト)」が優れている点をまとめてみました。

おすすめな点まとめ
  • 天気予報と一緒に日の入り/日の出が表示されるので、ご来光を見る時に便利
  • 日本の天気予報サイトで対応していない、海外の山に登る時
  • 山の気温・体感温度が分かりやすい

慣れるまで使いにくいと思いますが、ぜひ登山に行く際の情報収集ツールの一つに加えてみてはいかがでしょうか。

最後まで御覧いただき、ありがとうございます。

別リンク:mountain-forcast(マウンテン フォーキャスト)

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