今回は支笏湖にある「丹鳴尾山」をご紹介したいと思います。
お手軽に支笏湖の眺めが楽しめるおすすめの山です。
丹鳴尾山基本データ
丹鳴尾山(になるおやま、になるびやま)
標高:742m
ネット上ではどちらの読み方も載っていましたが、国土地理院の地形図上には名前の無い山なので、どちらでも良いかと思います。
開けたピークで展望が良く、支笏湖や周辺の山々の展望が楽しめる山です。
アクセス
支笏湖の南西側、道道78号線の入口付近に駐車スペースがあります。
GPSデータ
山頂まで片道約4㎞、2時間10分程度(休憩込み)でした。
どこからも登れそうな感じですが、標高点515の南東側に伸びる尾根は藪が濃く、意外と尾根が細いので登るのには不適です。
登山道の様子(取材日:20/3/14・3/22)
美笛の野営場付近に駐車スペースがありますので、ここから出発します。
ここは登山者以外にも釣り人が来るので、意外と混雑します。
序盤は道道78(支笏湖線)を歩きます。
しばらく歩くと美笛の野営所の分岐がありますが、ここまで行かずに手前から入山します。
序盤はトドマツの植林地を歩きます。
支笏湖畔はシカが多い地域で、いくつか痕跡が見られました。
ササの葉や木の皮が食べられています。
シカの食痕アートです。
地形図に載ってない林道がいくつかありました。
高度を上げると、支笏湖が綺麗に見えてきます。
藪も少なく、登りやすい道のりでした。
ちょっとダケカンバが邪魔していますが、恵庭岳が近く見えますね。
樽前山と風不死岳、画面左には鉄塔のある紋別岳も見えています。
登りの途中から、ホロホロ山と徳舜瞥山が見えました。
山頂一帯は広い雪原になっています。
目印のようなダケカンバの大木がポツンとあります。
ダケカンバの影が雪面に映って、なんだか良い感じです。
開けた山頂ならではの光景ですね。
正式な山じゃないのに、山頂標柱が取り付けられていました。
登山道の無い冬山に、山頂標識は果たして必要なのでしょうか。。。
羊蹄山(右)と尻別岳(左)も仲良く頭を出していました。
登りでも見えたホロホロ山(左)と徳舜瞥山(右)
一段低い手前の山塊は白老三山ですね。
気持ちの良い青空、シーズン後半戦の山をのんびり楽しむことが出来ました。
まとめ
- 展望が良くオススメ
- 登り2時間ちょっとでお手軽コース
- 雪が少ない地域なので、十分な積雪になってから登りましょう
最後まで御覧いただきまして、ありがとうございました。
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