「真駒内保健保安林」は地下鉄真駒内駅の東側にあるなだらかな丘陵地帯で、地元の人からは桜山(さくらやま)と呼ばれています。
お手軽な距離で、紅葉狩りにもぴったりな散策路をご紹介いたします。
アクセス
桜山の入口は複数箇所あるのですが、今回は真駒内駅から近い場所をご紹介します。
地下鉄南北線の終点「真駒内駅」から、南側に250m程進んだ交差点に入口があります。
階段を上った箇所から散策路スタートです。
散策路の様子(取材日:2019/10/30)
まず散策路にはこれといった案内標識が無く、枝道も多いので、地図が無いとちょっと不安になるかもしれません。
交差点から階段を登り切った場所が、散策路入口です。
山中は展望無いので、コース中一番の展望地です。
正面には砥石山(826m)が綺麗に見えました。
地下鉄の路線上にあるコンクリートの台座部分で、地下鉄の上にいるというなんとも不思議な感覚です。
入口から紅葉が綺麗で雰囲気良い感じでした。
晩秋ということもあって、散策路は色とりどりの落葉で敷き詰められていました。
なだらかな歩きやすい道でしたが、落ち葉ラッセル状態です。
沿線沿いに進むので、普段は見られない真駒内駅の裏側も見る事が出来ます。
コース中には写真のような土管がいくつかみられました。
何かの名残なのでしょうか?
保健保安林の看板もいくつか見られました。
保健保安林は、17種ある保安林のひとつで、「森林の持つレクリエーション等の保健、休養の場としての機能や、局所的な気象条件の緩和機能、じん埃、ばい煙等のろ過機能を発揮することにより、公衆の保健、衛生に貢献します。」と定義されています。
近くには駒岡清掃工場もあるので、「じん埃(じんあい)、ばい煙等のろ過機能」の機能も少なからずあるのでしょうか・・・?
五輪通りと平岸街道の交差点にやってきました。
こちらは広くなっているので、マイカーの方は駐車出来るかもしれませんが、交通量が多い通りなので少し大変そうです。
地図上ではここは一本道になっていますが、南側へ続く道があったので進んでみます。
地図に載ってない道を歩き、道路沿いの入口にやってきました。
こちらも邪魔にならないように駐車すれば、何台か駐車出来そうです。
入口に「真駒内保健保安林」の立派な看板がありました。
コース中、初めての案内地図でした。
こんなに枝道をたくさん作る意味はあるのでしょうか。
今回一番見ごたえがあったのが、この「ハウチワカエデ」の巨木でした。
良いサイズのシンボルツリーです。
道路を渡った反対側から見ると形が整って見えて綺麗です。
散策路では、このハウチワカエデの他、アカイタヤやオオモミジなども見る事が出来ました。
坂を上がって尾根沿いの道に入りましたが、相変わらず展望は無しです。
桜山の最高点も特に標識などは無かったのが、ちょっぴり残念でした。
駅の南側にある配水池は広い広場になっていました。
どうやらこの下に10,000㎥の水槽があるそうです。
配水池からちょっと進んだ分岐から、真駒内駅方面へ戻りました。
試験的に使ってみた「Windy maps」のGPSログです。
のんびり写真を撮りながら歩いて、1周3.3㎞、1時間30分程の散策でした。
まとめ
・紅葉が綺麗で樹種も多く、森歩きとしては楽しい
・標高の低い丘陵地帯なので、展望は楽しめない
・クマのことがやや心配だったが、意外と地元の方が歩いていた。
今回は桜山の北側を歩いたので、次回はまた季節を変えて南側も歩いてみたいと思います。
おまけ
歩いている最中、綺麗な落ち葉を拾って家に持ち帰ってみました。
適当に持ってきたので、並べてみると意外と同じ種類の葉も多かったです。
中央下の白っぽい葉だけわからなかった・・・。幅の広いノリウツギあたりでしょうか??
見分けがややこしいカエデ類の葉を並べてみました。
アカイタヤは形が特徴的なので迷わないですね。アカイタヤは若葉は赤いのですが、秋は黄葉します。
オオモミジは、ヤマモミジやイロハモミジとの見分けがややこしいですが、この2種は北海道内に自然分布していないので見分けが楽です。
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