ガイドの同期とニセイカウシュッペ南陵ルートへ行ってきました。
天気が悪く途中撤退でしたが、記録もかねてブログ記事でご紹介します。
アクセス
層雲峡発電所の脇に除雪されている箇所があるので、そこから入山します。
GPSログ
【1日目】
初日は標高1490m、孫槍の手前で一泊しました。
【2日目】
2日目は思ったよりだいぶ天気が悪く、即下山。
山頂を踏んだ後、夏道沿いに進み、陸万へ降りる予定でした。
登山道の様子(20/3/23)
層雲峡発電所の北側に流れる、ニセイノシキオマップ川沿いに進んで行きます。
序盤は平坦な道のりを進みます。
いくつかのスノーブリッジを超えていきます。
まだまだ雪の量もたっぷりあるので、問題無しでした。
沢の二股はひたすら右へ右へ進み、途中から尾根に取り付き、ひたすら登ります。
このルートは送電線が良い目印になります。
鉄塔が見えると、南陵はもうすぐです。
尾根上にはハクサンシャクナゲが寒そうに葉を丸めて縮こまっていました。
南陵の尾根上に到着。
ここからはひたすら尾根歩きです。
この日は風もそんなに強くなく、気持ちの良い道のりです。
目指すニセイカウシュッペ山方面は雲の中。
青空も見え始めているので、展望を期待して進みます。
振り返ると、雲が晴れた瞬間に表大雪方面が見えました。
山頂に反射板があるのが「朝陽山」、尖って見える黒岳とロープウェイの駅舎が見えています。
ニセイカウシュッペ山方面も雲が取れて、とてもテンションの上がる展望が見れました。
左奥の「大槍」、中央の「小槍」、右はアンギラス(軍艦山)が見えています。
アイゼンに履き替え得て、孫槍手前のCO1490まで向かいます。
大雪湖と石狩岳の方も見えてきました。
ちょっとだけカリカリのトラバース。
初日は時間もあったので、1490mのコル付近で雪洞を掘ることにしました。
3つの槍が見える素敵なロケーションです。
2人分の広さの雪洞完成。
入口はポンデリングみたいですね。
わりと快適な雪洞泊でした。
が、翌日が予想外の大雪と視界不良。
テント泊にしなくて大正解でしたが、2日目は即下山を決めて、同じルートを戻りました。
また来年にでもリベンジしたいところです。
登山・ハイキング倶楽部では、登山ガイド・森林インストラクターの橋本竜平がご案内する、会員制のガイドツアーを実施しております。
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