フットパスガイド

【七条大滝】夏・冬のアクセス・見所などまとめ

支笏湖の近くにある七条大滝(ななじょうおおたき)は、夏も冬もお手軽に楽しめるハイキングスポットです。

ここ近年で知名度が上がり、特に冬の氷瀑が見られる時期にはたくさんの人が訪れる人気の場所となりました。

今回は夏と冬の姿を比較しながら、七条大滝をご紹介したいと思います。

見頃の時期

・水量の多い滝なので、グリーンシーズンは季節を問わず楽しめます。

・冬は氷柱が育つ、1月下旬~2月中旬頃がオススメです。ただし、暖気が入って気温が上がると、氷柱が崩れていることもあるので、天気予報を見ながら行く日を決めるのがいいと思います。

所要時間

滝までは片道約1時間弱です。

往復約2時間+滝の鑑賞時間なので、2時間半~3時間もあれば十分だと思います。

アクセス

【夏の駐車場】

七条大滝までのアクセスは「第一縦断林道」を歩いていくのですが、その林道入口に数台の駐車スペースがあります。

夏は特に混んでいることも無いので、問題なく停めれるかと思いますが、満車の場合は後述する冬の駐車場を利用しましょう。

林道入口

入口には【七条大滝入口】などの案内看板は無いので、不安になるかと思いますが、後々に出てきます。

【冬の駐車場】

冬にアクセスする場合は、「第一縦断林道」の道路を挟んではす向かいに、広い駐車スペースがあります。

冬の駐車場

滝までのアプローチ


滝までのアプローチは大半が林道歩きで、片道約2.5kmほどの平坦な道です。

注意点の分岐は2か所ありますが、どちらもゲートがあるので迷うことは無いでしょう。

最初に大きくカーブする分岐が鳥柵舞(うさくまい)林道、次の分岐が北五条林道で、この分岐を過ぎると七条大滝への降り口があります。

片道40~45分程の林道歩きはわりと退屈です。

危険個所も無いので、雑談しながら歩くには最適だと思います。

冬も関係車両が入るためか、たまに除雪されており、スノーシューが無くても歩けることも多いです。

ただし降雪後はスノーシューが無いと歩くのが厳しいので、基本はスノーシュー装備が無難でしょう。

最初の分岐、鳥柵舞(うさくまい)林道です。Yの字の分岐ですが、ここは右に曲がります。

しばらく進むと、左手に2回目の分岐、北五条林道が見えてきますが、ここは直進します。

北五条林道との分岐を超えて少し歩くと、ようやく七条大滝の看板が出てきます!

ここからいよいよ滝の方へ降りていきます。

手すりの付いた道で、標高差で約30m程の下りがあります。

足元が悪いので、ここからは十分注意して進みましょう。

特に川沿いに降りる箇所が、一部足場が悪くなっているので要注意です。

冬は踏み固められている事が多く、圧雪面は特に滑りやすくなっているので要注意です。

慣れていない方は、軽アイゼンを持って行った方が無難だと思います。

滝の様子

丸山川から流れ落ちる七条大滝は水量も多く、また滝の近くまで近づけるので、迫力ある姿を楽しめます。

水しぶきがすごいので、濡れるのを覚悟すれば、滝の裏側に行くことも出来ちゃいます。

滝の周囲の岩盤からも水が染み出していて、とっても涼しげな光景です。

この日は東京から帰ってきた友人を案内しましたが、普通の観光地では楽しめないワイルドな滝を楽しんでもらいました。

冬はこのような圧巻の氷柱群が見られます。

厳冬期に見られる、このような自然の造形美は、北海道に住んでいて、ほんとに良かったと思わせてくれます。

この写真の撮影日は2017年1月31日でした。

岩盤から染み出しだ水が、いくつもの氷柱になって、まるで氷のカーテンのように広がっています。

あまり広くない場所なので、混雑している場合は譲り合って鑑賞しましょう。

また落氷の危険性があるので、氷柱にはあまり近づきすぎないように!

2020年2月9日(日)の七条大滝


2020年シーズンは、雪不足と暖冬のシーズンで結氷具合が心配されましたが、ここ数日間の冷え込みでしっかりと氷瀑が育っていました。

人気のスポットとなっており、この日も日曜日とあって、たくさんのハイカーが訪れていました。

この辺りは樽前山の火山灰地で、岩盤から伏流水が染み出して凍るので、面白い景観となります。

まとめ

・冬の見頃は1月下旬~2月中旬。夏はいつでもOK。

・夏はスニーカーでもOK。ただし滝の近くは足元が濡れるのでサンダルなどあれば便利。

・冬はスノーシュー+アイゼン。ただし、スノーシューは無くても大丈夫なことも多い(除雪されている場合や、踏み跡が多い場合)

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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