登山・ハイキング

【右田ヶ岳】花崗岩の岩峰が見事なご当地低山

右田ヶ岳とは

右田ヶ岳(みぎたがだけ)とは、山口県防府市(ほうふし)にある標高426mの山です。

防府市の町に隣接する山で、山頂からは海と町の景色が一望出来ます。

登山ルートは、花崗岩の岩場が多く、短時間ながら面白い山歩きが出来る事で人気の山です。

アクセス

右田小学校の裏に登山者用の駐車場が整備されています。

トイレも小学校のグラウンド脇にある屋外のトイレが登山者用に開放されていて、使用可能です。

GPSログ

今回は駐車場を起点にぐるっと周遊しました。

1周約4㎞、累積標高550m、休憩込みで3時間20分かかりました。

登山道の様子(23/12/6)

登山者駐車場は右田小学校に隣接しており、そこそこの広さがありました。

駐車場をスタートして、まずは登山道の入口がある天徳寺を目指します。

写真の山も山容が似ていますが、こちらはお隣の西目山という別な山。

右田ヶ岳を目指して歩いていきます。

このフェンスの右手に小学校のグラウンドがありますが、途中でフェンス内への入口があり、登山者も使ってOKなトイレがあります。

最近では不審者対策で小学校の敷地内に入る事が難しいですが、ここは登山者への配慮があってとても好感が持てます。

天徳寺が見えてきました。

右田ヶ岳には鎌倉時代に右田ヶ城が築城されたようです。

現在は特に遺構などは残っていないとの事で、残念でした。

天徳寺にあるイチョウの巨木は、紅葉が終盤でした。

お寺の境内にも看板類がしっかり整備されていています。

石段を登っていくと、小さな社殿がありました。

花崗岩の露岩に掘られた33体の観音様が見られるようです。

大きな石灯篭がありました。

展望が良さそうなので近くまで行ってみます。

登山口の右田小学校のグラウンドが良く見えます。

再び登山道へ戻り、山頂へ向かっていきます。

最初に踏む石船山までは、このような岩に掘られた観音様が見られます。

観音様の顔も一つ一つ違いがあって、なかなか面白いです。

一番のお気に入りはこのハマグリ観音。

なんだか面白い顔をしています。

ハマグリ観音の由来。

食べようとしたハマグリが開かなくて、香を焚いて祈ったら観音様になってしまったらしいです。

最初の石船山ピークに到着しました。

これから登る右田ヶ岳が綺麗に見えています。

展望の良いピークなので、石の上で小休止しました。

低山ですが、岩場の登山道なので歩いていて面白いです。

ぐんぐん標高を上げていきます。

八合目に到着。

せっかくなので、西峰経由で山頂へ向かいます。

西峰直下で、右田ヶ岳本峰にある日本国旗が見えました。

西峰到着です。

やや狭めの山頂で、こちらは人もいなく貸し切りです。

崖の上から登って来た尾根と石船山。

一度コルへ下り、右田ヶ岳山頂へ向けての登りです。

右田ヶ岳山頂到着です。

広くて人もたくさんいました。

右田ヶ岳名物の大きな日本国旗。

山頂標柱はこんな感じです。

ジャンヌダルク風な写真も撮れます。

山頂を後にして、下山は1本東側の尾根にある登山道で下りる事にしました。

だいぶ下ってきました。

こちらからは山頂の国旗が上手く隠されて見えないようです。

急な箇所もあるので、慎重に進んで行きます。

山頂がだいぶ遠くなってきました。

最後は森の中を抜け、住宅地を歩いて駐車場まで戻りました。

まとめ

  • 低山ですが、岩場が多く、展望も楽しめる
  • 登山は半日で終わるので、遠方からの人は観光とセットにしても良し!

山口県の面白いご当地低山を楽しめました。

12月でもポカポカ陽気で良かったです。

最後まで御覧いただき、ありがとうございました。

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