自然観察・コラム

ユキザサ「北海道の花」

ユキザサとは

名称:ユキザサ(雪笹)
学名:Maianthemum japonicum
分類:クサスギカズラ科 マイヅルソウ属

北海道から九州まで幅広く分布し、国外では、朝鮮半島、中国大陸、ウスリー、アムールに分布しています。

山菜としては「アズキナ」の名前で知られ、人気のある山菜の一つです。

名前の由来

白い花を「雪」葉がササに似ている事が名前の由来となっています。

緑が多い森の中で咲くユキザサの花は、確かに雪を連想させる雰囲気があります。

また山菜名の「アズキナ」は、お湯で茹でた時に小豆(アズキ)のような匂いがする事が由来です。

ユキザサの特徴

葉が開いて間もないころ、若葉のユキザサです。

茎には軟毛が密生していました。

つぼみの時期のユキザサです。

斜上する茎は長さ30cm~60cmほどになります。

長さが6cm~15cmの笹に似ている葉は、5個~7個が互生し、裏面に細毛が多いです。

花期のユキザサです。

茎先に円錐花序(えんすいかじょ)をつけ、花は下から順番に咲いていきます。

花のアップです。

花被片が6枚、雄しべが6個です。

雌しべは1個ですが、子房が白いので写真で見ても良く分かりませんね。

花序全体に、粗い毛が目立っています。

茎は直立して生えますが、上部は斜上して、また上部に行くにしたがって粗い毛が多くなります。

若芽は山菜として食べられる

ユキザサは山菜として、新芽や若葉が食用となります。

花が綺麗なので、なんだかもったいない感じがしますが、困ったことに味も美味しい山菜です。

ユキザサは地下に肉厚な根茎があり、そこから若芽が束になって生えるのが特徴です。

全部採るのではなく間引きするように採取して、次の年も収穫できるようにするのがマナーです。

アズキナとフキノトウの胡麻和え

アズキナ(左)とフキノトウ(右)の味の違いを楽しみたかったので、どちらとも胡麻和えにしてみました。

アズキナはくせが無くて、ほんのり甘みがあり、いい意味で山菜らしくない味で、どの料理にも合います。

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