登山・ハイキング

2024年の山行まとめ

2024年も皆様のおかげで全国津々浦々の山へ行かせていただき、充実した1年となりました。

全てを振り返ると長くなりすぎるので、各月毎に印象的だった山をまとめてみました。

1月【八百五十】

国土地理院の地形図では正式な山名が無い山ですが、その標高から「八百五十(はっぴゃくごじゅう)」と呼ばれています。

そんなに人の多い山では無いのですが、天気の良い週末だった事もあって駐車スペースも満車、山頂もかなり賑わっていました。

いつの間にか人気の山になったようです。

2月【三国山&北見富士】

三国山は天気に恵まれ、山頂から360度の大展望を楽しむことが出来ました。

標高が高いので稜線上はカリカリですが、登山時間は短め。気象遭難のリスクさえ無ければとてもお手軽な山です。

余談ですが塩別つるつる温泉の露天風呂が個人的に気に入りました。

3月【両古美山~泥ノ木山 縦走】

トーマル峠から両古美山を踏み、泥ノ木山まで縦走して積丹町の美国町へ下山するコース。

登山開始直後から展望の良いコースなので、天気に恵まれたこの日は最高の山歩き日和でした。

両古美山が806m、泥ノ木山が903mしかないのですが、この標高でも森林限界なので風が強い日や天気の悪い日はなかなか辛いコースになります。

4月【幌天狗】

ひたすらだらだらと緩斜面を登る往復約15㎞のロングコース。

この日は風が強かったものの、晴天で景色を見ながら歩けて楽しかったです。

お客様に言われて気が付いたのですが、この時の写真を冬のパンフレットの表紙にするつもりで撮影していたのですが、すっかり忘れていました。

改めて見ると良い写真なので、うっかり忘れてお蔵入りとなってしまい残念でした。

5月【猿留山道 縦走】

猿留山道(さるるさんどう)の一部を歩くコースで、今回は肉牛牧場のゲートの鍵を借りて、西入口からガロウ川を経由して豊似湖まで。

熊野古道は外国の方で溢れかえっているのに、こちらの古道はいつも人が少ない、というか日本人ですらすれ違わない。

もう少しマダニが少なくなるのと、沼見峠から豊似湖がスッキリ見えるようになれば、もっと人気が出そうな気がします。

6月【秋田駒ヶ岳 縦走】

天気もいい、花もバッチリ、最高なタイミングで歩けた秋田駒ヶ岳でした。

八合目登山口から男女岳、男岳を踏んでムーミン谷経由で国見温泉まで歩きました。

お昼時に見た環水平アークとハロがとても印象的でした。

7月【利尻山 縦走】

メジャーじゃない沓形(くつがた)コースから登って、鴛泊コースへ下山する利尻山の縦走でした。

お目当ての「ボタンキンバイ」、「リシリオウギ」、「リシリゲンゲ」などが見られて良かったです。

写真の親不知子不知(おやしらずこしらず)の難所では怖がって動けない登山者が何名かいたのがとても印象的でした。

8月【聖岳~赤石岳~荒川三山 縦走】

山中4泊5日の長いロングコースだったので、とても達成感がありました。

食事の提供が無い山小屋もあって、食材の荷揚げが大変だったり、到着した山小屋のビールが売り切れていたり、様々な出来事があったように感じます。

南アルプスはいつも秋に来る事が多かったのですが、今回は千枚岳付近のお花が素晴らしかったので、この時期はまた再訪したいと思いました。

9月【五竜岳~唐松岳 縦走】

台風で飛行機が飛ぶのか、山は歩ける天気なのか、予報が二転三転した中で、出発前が一番疲れました。

頑張って登った五竜岳の山頂は一面の大雲海が広がっていて、辰年生まれの私としては年男の2024年に五竜岳山頂に立てて良かったです。

10月【御嶽山 縦走】

今年は御嶽山の噴火からちょうど10年、この日は穏やかな晴天でとても「戦後最悪の火山災害」が起きた山というような雰囲気はありませんでした。

またコースの途中から、8月に登った聖岳や赤石岳まで見えて感激しました。

11月【開聞岳&霧島連山 縦走】

とても天気に恵まれ、御当地の美味しいものを食べ、充実した山行になりました。

霧島連山はえびの高原からひなもり台への縦走が出来て良かったのですが、12月に新燃岳の噴火警戒レベルが2に引き上げられました。

今回はなんとか滑り込みセーフで歩けましたが、また登山道の規制が解除されるのはいつになるのか···。

12月【江差牛山】

江差牛山(えさうしやま)は上川町の裏山ですが、街の向こうに大雪山が見えるロケーションの良さが魅力です。

あまり天候が安定しない12月ですが、この日はスッキリ晴れて冬山日和になりました。

帰路に年末の日本酒を仕入れに緑丘蔵に立ち寄りましたが、試飲も出来てなかなか良いお店でした。

まとめ

今年は比較的天気に恵まれた山行が多かったように感じます。

大きな事故やトラブル無く、今年1年も無事に終わることが出来ました。

そして来年の2025年は開業五周年になります!

初心を忘れずに、これからも皆様に楽しんでいただけるように頑張りたいと思います。

また来年も引き続きどうぞよろしくお願い致します。

>
登山・ハイキング倶楽部

登山・ハイキング倶楽部では、登山ガイド・森林インストラクターの橋本竜平がご案内する、会員制のガイドツアーを実施しております。

顔が見える範囲の少人数制で、自然を楽しみながら歩くことを目的として立ち上げた倶楽部です。

もしよろしければ、一緒に山歩きを楽しんでみませんか?

ツアースケジュールを確認する 

プライベートガイドを依頼する 

こんな記事もおすすめ
登山・ハイキング

【右田ヶ岳】花崗岩の岩峰が見事なご当地低山

2023年12月22日
Sapporo Nature Times ‐ 札幌ネイチャータイムズ
右田ヶ岳とは 右田ヶ岳(みぎたがだけ)とは、山口県防府市(ほうふし)にある標高426mの山です。 防府市の町に隣接する山で、山頂からは海と町の景色が一望出来ます。  …
登山・ハイキング

【三段山】崖尾根コースのバックカントリー

2020年3月22日
Sapporo Nature Times ‐ 札幌ネイチャータイムズ
三段山基本データ 三段山は標高1748mの山で、十勝連峰の上ホロカメットク山と安政火口を挟んで対峙しています。 名前の由来は斜面が三段になっていることからつけられたそう …
登山・ハイキング

【ブラフノール】スターリングレンジの最高峰へ

2019年4月4日
Sapporo Nature Times ‐ 札幌ネイチャータイムズ
西オーストラリアのパースから南東に400㎞、スターリングレンジの最高峰『ブラフ・ノール』は標高1,095mで、登山道も良く整備されているので、海外登山に初挑戦の方も手軽に登ることが …
登山・ハイキング

冬の千尺高地から長尾山までの絶景

2019年12月21日
Sapporo Nature Times ‐ 札幌ネイチャータイムズ
千尺高地(せんじゃくこうち:標高1,153m)は、樹氷の美しさが魅力で、山スキーの人気コースでもあります。 今回は、千尺高地から長尾山で見られた綺麗な風景をご紹介したいと思い …
登山・ハイキング

オコタン崎のミズナラ巨木について解説

2020年1月29日
Sapporo Nature Times ‐ 札幌ネイチャータイムズ
2018年に支笏湖畔のオコタン崎という場所で発見された『ミズナラ』の巨木が話題となっており、ハイカーを中心に人気となっていました。 今回は森林インストラクターとして、このコー …